NPO法人 日本抗加齢食普及協会 -JANA-

理事長メッセージ

抗加齢(アンチエイジング)を考えるに、2つの観点からのアプローチが必要かと考えて
おります。
これは、1:物理的に加齢をどう遅延させるか 2:精神的に加齢をどう遅延させるか、の2点につきるかと思われます。この2つの観点に対して、世界最先端の医学的研究が各学会で研究されています。また科学者の方々はアンチエイジング医療を行う上でいかに「食生活(食べ方)の改善」が重要であるかを訴えています。

日々食に関わる私は近年、大きなテーマとして、抗加齢食(アンチエイジング)の研究に取り組んでまいりました。そして食の観点から積極的に抗加齢食(アンチエイジング)にアプローチするとき、1:食材と調理法 2:適時栄養摂取・食べ方 3:楽しみ方 この3点が重要なキーだと考えます。

まず、食材と調理法ですが、抗酸化、抗炎症効果にすぐれた食材の良さを活かし、風味、栄養素を壊さない調理法により優れた抗酸化酵素を造りだします。食材の扱い方はやはり重要だと考えます。

そして、適時栄養摂取、食べ方ですが、まずは良質なタンパク質から食べ、最後に炭水化物を食べるというのは、インスリンの大量分泌を食事の順番をコントロールすることで実現しています。これをより科学的、実証的にサポートし広く知ってもらうということは重要と考えています。

そして最後に楽しみ方ですが、長寿をまっとうするには、粗食にしようという考え方があります。近年のダイエットブームで、ただカロリーを抑えたまずい食事を食べて、毎日3度もする食事が苦痛になってしまっている人もいます。しかし、食べることは、どんな場合も喜びのもとになる楽しい行為でなくてはいけません。精神的な苦痛は、なによりも老化を促進させるものです。

細胞の酸化やグリケーションが起こり老化をすすめるような料理法ではなく、より美しくより健康になれる、目でも舌でも脳でも体でも楽しめ、細胞がもっとも喜ぶ最高のレシピなどをご紹介します。老化の進行を止めることは不可能ですが、そのスピードを遅らせることは可能なのです。

理事長 松尾 幸造 理事長 松尾幸造 略歴
真の料理人を目指し、若くして渡欧した松尾は、スイス・ローザンヌ
ホテル学校に学び、その後スイス、モナコ、フランス、英国において料理、ソムリエ、サーヴィスなど幅広く活躍。
帰国後の翌1980年に東京・渋谷区松涛(しょうとう)に「シェ松尾」を開店。
以来、日本のフランス料理人の第一人者として高い評価を得ており、2000年には社会文化功労賞を受賞。
著書に「殿下と妃殿下のレストラン(新潮社)」、「シェ松尾物語(角川春樹事務所、石井至共著)」、料理本としては「シェ松尾の幸せな日に食べたいカジュアルフレンチ(ゴマブックス)」がある。

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